
今日の注目記事は逃亡犯条例撤回という香港の記事にした。
香港人の怒りが政府を譲歩させ、動かした。ただなぜ香港人がこれほどまで政府に反発しているか?
香港に何回か訪れている私にとって香港デモは前から気になっていた。ただ彼らが何を要求し、政府に訴えているのか?まとめたい。
香港デモの5大要求とは?
香港市民は、中国政府のいいなりである行政長官に反発し、5つの要求を訴ええている。
その1 逃亡犯条例改正の撤回
今回香港政府が譲歩したのが、この改正撤回だ。改正されると香港から刑事事件の容疑者を中国本土に容易に引き渡しされてしまう。意図はずばり共産党政権に批判的な人物に目を光らせ、容易に反対行動をさせない為である。
政府はデモの拡大に危機感を感じ、撤回を決断したが、デモからすると撤回だけでは民主化は達成できないとしている。
その2 警察の暴力行為を調べる独立委員会の設置
警察の取締りが適切か?暴力行為がないか中立的に調べる委員会を設置してほしいということだ。政府の回答は、警察の監督組織に法曹関係者を入れるとの事で、少し譲歩した形だ。
その3 逮捕者の訴追見送り
デモに今回参加し、逮捕されたの訴追を見送るように求めているが、香港政府は認めていない。
その4 デモを暴動とした政府見解の取り消し
今回の大規模デモを香港政府は、暴動とみなしている。だがあくまでもデモ側は暴動ではないと主張し、取り消しを要求。だが政府は認めてない。
その5 普通選挙実施
香港政府のトップを決める選挙は、間接選挙で1200人の選挙委員しか選挙権がない。だから市民の権利として市民の直接選挙で決める普通選挙の実施を要求している。が香港政府は認めないという回答だった。
結果逃亡犯条例の撤回だけで後は政府の譲歩がなく、活動家を満足できる内科ではないから活動家らは引き続きデモ続行を表明。
香港の人は、香港人としての意識が高く、中国本土の言いなりにはならないという意識がとても強く、そこを軽く見た香港政府の失政の結果だと思う。今後香港の動きも注目したい。
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